糖尿病内科医の備忘録

〜心筋梗塞・脳梗塞にならない知識🖋を届ける〜

【勉強会:新薬「efpeglenatide(エフペグレナチド) = GLP-1受容体作動薬の心臓と健康への影響!!!今更…。⭐2021年6月号⭐】

新しい薬GLP-1受容体作動薬(週1回皮下注)efpeglenatide」の心臓・腎臓の予後への効果がすごい( ゚д゚)ハッ!かも?

米国糖尿病学会学術集会で発表された「AMPLITUDE O試験」の結果を簡潔にお伝えします!

元論文は↓(英語が読める方は無料で読めます)

【論文タイトル】

Cardiovascular and Renal Outcomes with Efpeglenatide in Type 2 Diabetes

https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2108269

 

Pubmed:論文のポータルサイト。論文界のgoogle検索エンジンみたいなもの】

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

 

「efpeglenatide」をカタカナに変換すると、「エフペグレナチド」になります。

 

 

 

 相変わらず、どういうセンス?っていう読みにくさ…

 

 

 

 

同じくらい読みにくく感じるぜ!



 

 

 エフペグレナチドは、2型糖尿病の治療に使われるお薬でGLP-1受容体作動薬と呼ばれます。

 

 

 

 「GLP-1受容体作動薬のエフペグレナチドは、新しい糖尿病治療薬の一つで、今回の論文の結論は端的に言えば「心臓と腎臓の健康に、良い影響を与える可能性のある薬」かもしれないという結論です。

 

 

 

 この試験は「2型糖尿病患者を対象」に行われ、「心臓病歴のある患者や、一定のリスク要因」を持つ「4,076人の患者」が参加しました。

 

 

 

 結果を簡単にまとめると…エフペグレナチドを使用した患者は、主要な心血管イベント、難しい医学用語でいうと「非致死性の心筋梗塞、非致死性の脳卒中、または心血管疾患または不明な原因による死亡の複合」が発生するリスクが低かったのです!!

 

 

 

 つまり、この薬、エフペグレナチドを使用する群では、プラセボ(偽薬)を使用する群よりも、心血管イベント(心筋梗塞脳卒中)という恐ろしいリスクが低かったのです。

 

 

 

 このお薬を使うことで、血糖値を良好に管理でき、心臓の健康にも良い影響を及ぼす可能性があるという結果がでたのです…。

 

 

 

 完璧な世界2位のThe New England Journal of Medicineという医学専門雑誌の論文で…。

 

 

 

 やったーーーーーーーー!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 「縦軸心血管イベント(心筋梗塞脳卒中)リスク」で、グラフの上に行けば、行くほど心血管イベントリスクが高いというグラフだ!

 

 

 

 プラセボ(ただの粉)のほうが上にいるのだ。

 

 

 

 「つまりエフペグレナチドのほうが心血管イベントを起こしていないのだ!たったの24ヶ月で…。」

 

 

 

 これが本論文のメインの結果のFigureだ!!!

縦軸:心血管イベント(心筋梗塞脳卒中
🔵の点線:心血管イベントが上がっている!
🔴の実践:週一回エフペグレナチド打つと心血管イベントが有意差を持って抑えられている。しかも、27%も!

 

 

 

 

 

 

 

 

 でも、不思議なのはこの研究では4,076人の治験者が参加したが、減量する作用で有名なGLP-1受容体作動薬ではあるが、そのGLP-1受容体作動薬であるエフペグレナチド郡の減量は、プラセボ郡と比較して「–2.6kgしか痩せていなかった。」

 

 

 

 GLP-1受容体作動薬の成分自体が今回の結果を生んだのか?

 

 

 

 それとも、「マンジャロ®」のような体重減少の大きなGLP-1受容体作動薬で、今回の論文のような心血管イベントや腎イベントリスクの研究を行ったら、更に良い結果が出るのでは無いか…?

 

 

 

 研究者・医師として非常に興味がある…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただし、エフペグレナチドの試験はまだ日本の患者に関しては行われておらず、その効果がどれだけ日本の人々に適しているかは確定していません。今後の研究でさらに詳細な情報が得られるでしょう。

 

 

 

 要するに、エフペグレナチド2型糖尿病患者にとって「希望に満ちた新しい治療法の一つ」といえるでしょう。

 

 

 

 また、腎臓の問題にも注目が集まりました。結果は以下のグラフになります。Placebo=偽物の薬(ただの粉)とエフペグレナチドがガチンコになって戦った結果のグラフです。

 

 

 

 

🔵の点線:偽物の薬で上に行けば行くほど腎機能が月日とともに悪くなっている。
🔴の線:本物の薬エフペグレナチドは、腎機能の悪化が遅くなっている!

 

 

 

 エフペグレナチドを使用した患者は、腎臓の問題が起こるリスクも低かったのです。

 

 

 

 

 GLP-1受容体作動薬を知らない方もいるかと思いますので細く説明を致します。

GLP-1受容体作動薬のメカニズムと臨床的重要性

 GLP-1受容体作動薬は、現代の2型糖尿病治療において注目すべき役割を果たしている医薬品の一つです。

 

 

 

 GLP-1(Glucagon-Like Peptide-1)は、膵臓から分泌されるホルモンで、食事を摂ることによる血糖値の上昇を制御する重要な要素です。

 

 

 

 そのため、GLP-1受容体作動薬は、このホルモンに関連する生理学的プロセスに着目し、糖尿病患者の治療において有望なアプローチとなっているのです。

 

 

 

 

 GLP-1受容体作動薬の効果はたくさんあります。

  1. 食事後の急激な血糖値上昇を抑制することです。GLP-1受容体作動薬は、摂食後に過剰なインスリンの分泌を防ぎ、過度の血糖値の上昇を抑制します。これにより、血糖値の変動を最小限に抑え、安定した糖代謝を実現する役割を果たします。
  2. GLP-1受容体作動薬は、満腹感を促進する作用を持つことがあります。これにより、患者は適切な食事制御が容易になり、過食を防ぐ助けになります。また、これが体重管理に寄与する要因の一つとなります。
  3. 興味深いのは「GLP-1受容体作動薬の心臓と腎臓への良い影響」です。今回紹介した研究では、GLP-1受容体作動薬(エフペグレナチド)が心血管系と腎機能に対して肯定的な効果を示す可能性が示唆されています。これらの効果についてはさらなる詳細な研究が必要です。

 

 

 

 ただし、この試験には日本の患者は含まれていませんでした。

 

 

 

 そのため、日本の患者に対しても同様の効果が期待できるかは分かりません。今後の研究が待たれます。

 

 

 

 総括すると、新しい薬エフペグレナチド」は糖尿病治療の分野で注目されている薬物の一つです。今後の情報に注目しましょう!

 

 

 

 Youtubeを初めてほしい!」という声が増えてくれば励みになりますので、このくだらないブログの読者になっていただけますと幸いに存じます!Youtubeで無料で糖尿病の知識を8分程度で語るチャンネルを考えています。

 

 

 

 以上!!!

 

 

 

新宿内科 糖尿病・生活習慣病クリニック

新宿駅徒歩3分・西新宿駅徒歩2分)

統括院長 松谷 大輔拝

 

 

 

【クリニック情報】

ホームページ

shinjuku-naika.clinic

ネット予約

当院の強み

診療案内

アクセス

医師紹介

お問い合わせ

「人工甘味料の怖さ」について少々調べて見た。⭐⭐⭐The New England Journal of Medicine 2023年8月号⭐⭐⭐

タイトルが非常におしゃれな論文だ。そのタイトル名は…

 

「Sucralose(スクラロース) and Erythritol (エリトリトール)— Not Too Sweet」

 

 日本語訳人工甘味料”甘くない”---(健康にとってそんなに甘くないかもしれないぞという意味が含まれている。)

 

「甘いものと健康のナゾに迫る! 人工甘味料ってどうなの?」

 砂糖の過剰摂取が健康に悪影響を及ぼすことはよく知られています。

 

 

 

人工甘味料の謎

 

 

 

 

 しかし、古くから、体の代謝に良い影響をもたらす可能性があるとされ、「砂糖の代替として人工甘味料が用いられてきました。

 

 

 

 そのため、食品業界ではこれらの"甘味料の開発"が進んでおり、アメリカでは特に砂糖の代替としての利用が期待されています。

 

 

 

 発売初期では、人工甘味料はほとんど吸収されず、カロリーも低いため、「砂糖の代わりに摂ることが体にとって有益かもしれない!!」との考えが広まりました。

 

 

 

 

期待の眼差し✨

 

 

 

 

 今では、人工甘味料は多くの加工食品、ソフトドリンク、ソース、お菓子などに広く使用されています。

 

 

 

 

黒コーラは人工甘味料のお祭り




 

 ただし、最初の信念、人工甘味料はほとんど吸収されず、カロリーも低い」に疑念が生じており、これらの甘味料が体に悪影響を及ぼす可能性があることが指摘されています。

 

 

 

 

人工甘味料は本当に安全なのか???

 

 

 

 

 実際、世界保健機関(WHO)も最近、体重管理のための一時的な人工甘味料の使用について勧告を出しています。」

 

 

 

 最新の研究によれば、特にスクラロース「エリスリトール」といった人工甘味料が、免疫系心臓血管に悪影響を及ぼす可能性があることが示唆」されています。

 

 

 

 例えば、スクラロースに関するある研究*1では、この甘味料が「T細胞免疫と免疫関連の疾患に対してどのような影響を及ぼすか?」が調査されました。

 

 

 

 その結果、スクラロースにさらされたマウスは、「T細胞の増殖と分化が抑制され、感染症に対する感受性が高まる」ことが示されました。

 

 

 

 これにより、スクラロース」が免疫系の正常な機能を妨げる可能性が浮上しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 つまり、スクラロースが免疫力を下げる可能性が示唆された」のです。(動物実験レベルですが。それでも大事なデータです。)

 

 

 

 その後、著者らは「リンパ腫と膵臓がんのマウスモデル」で、スクラロースによるT細胞免疫の抑制の影響を評価」しました。

 

 

 

 その結果、「両方のモデルで腫瘍浸潤T細胞が減少し、腫瘍の成長が増加する」ことが観察されました。

 

 

 

 

まじかよ…。
将来が不安になってきたよ…。
炭酸水にしようかな…。

 

 

 

 

 別の研究*2では「エリスリトール」という天然の甘味料に焦点を当て、「心臓の健康に影響を与える可能性」が示唆されました。

 

 

 

 

 

人工甘味料は心臓に影響を与える可能性あり」

 

 

 

 

 「エリスリトール」は多くの加工食品に使用されており、通常の自然な甘味料に比べて大量に使用されていることもあります。

 

 

 

 この研究では、心臓疾患のリスクと「エリスリトール」血中濃度との関連が示唆されました。

 

 

 

 さらに、「エリスリトール」血小板の活性を高め、血液中やマウスの頸動脈(首の動脈血管)で血栓が発生しやすくなることも明らかになりました。

 

 

 

 

エリスリトールは頸動脈に血栓を作るリスクがあるかもしれない…

 

 

 

 

 実際、「エリスリトールを含むソフトドリンクを摂取した健康なボランティアの血液中にも、血小板の活性に影響を及ぼすエリスリトールが検出された」のです。

 

 

 

 これらの研究からは、「一部の人工甘味料が体に対して好影響をもたらす可能性に疑念が投げかけられていることが分かります。」

 

 

 

 さらに、最新の研究では通常の摂取量でも人工甘味料が口内・腸内の微生物叢、血液中の物質に影響を与え、血糖コントロールを複雑にすることが示されています。」

 

 

 

 「な、な、な、ななななななななななななななんだと!?血糖コントロールを複雑にするだと!?許せん!!!(●`ε´●)🔥🔥🔥」

 

 

 

 

糖尿病内科医として「血糖値に影響を与えるのは許さん!!!🔥」

 

 

 

 

 加えて、「異なる種類の人工甘味料が腸内微生物にどのような影響を及ぼすのかについても未解明の点が多いため、この問題は複雑さを増しています。」

 

 

 

 しかし、これらの最新研究から得られる教訓は、人工甘味料が人間の健康や疾患に与える影響を理解するために、より多くの臨床試験が必要である」ということです。

 

 

 

 言い換えれば、人工甘味料に関する議論は未だに終わりを迎えておらず、科学者たちはこの問題の答えを見つけるために努力し続けているのです。」

 

 

 

 つまり、今回の論文では「必ずしも人工甘味料がNGということは証明されていないということでもある一方で、もしかしたら免疫力や血糖異常に影響を及ぼすかもしれない」

 

 

 

 これからのたくさんの論文が望まれる🔥

 

 

 

 ↑これ、論文の最後の「鉄板の言葉」です。

 

 

 

 論文ですべてを証明することは非常に難しいのです。

 

 

 

 ただ、少しずつ少しずつ医学的根拠(エビデンス)を積み上げることが非常に大事なのです。

 

 

 

 動物実験も命。臨床研究も命。研究は常に続けなければならない。

 

 

 

 そして「医師は、その論文を常に勉強しなければならない」

 

 

 

 はい、偉そうに今回もブログを書きました!もっと頻度を上げたいのですが、嬉しいことに患者様が増えてきて、書く時間がなくなってきてます。

 

 

 

 僕はYoutubeも本格的に始めます!

 

 

 

 Youtubeを初めてほしい!という声が増えてくれば励みになりますので、このくだらないブログの読者になっていただけますと幸いに存じます!

 

 

 

 以上!!!

 

 

 

新宿内科 糖尿病・生活習慣病クリニック

新宿駅徒歩3分・西新宿駅徒歩2分)

統括院長 松谷 大輔拝

 

 

 

【クリニック情報】

ホームページ

shinjuku-naika.clinic

ネット予約

当院の強み

診療案内

アクセス

医師紹介

お問い合わせ

脂質を下げないサプリ、しかも高価。まだ飲みますか?権威のあるアメリカの医学論文JACCより:「サプリ vs スタチン(=悪玉コレステロール下げる安全な薬)」:心臓病学における新たな選択肢に挑戦した論文

サプリが高価で、如何に「悪玉コレステロール値を低下させないか」という論文

【結論】:サプリメントは悪玉コレステロール値を下げないだけで、高価なだけ説

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

youtu.be

 

 

 

脂質サプリメント:「悪玉コレステロール値の低下には無意味」説濃厚

 

 

 

 

 最新の研究によれば、アメリカではサプリメント市場が50億ドルにも達しているそうです。サプリに頼りすぎ…。。。どんだけ安全な医薬品を信じないのか…?

 

 

 

 

 

 

 

 そこで、Cleveland Clinic Foundation(クリーブランド・クリニック財団)のNissen氏らが行った研究が興味深いものでした。

 

 

 

 ちなみに、JACC*1(=Journal of the American College of Cardiology)というアメリカ医学論文雑誌は、非常にレベルの高い医学論文雑誌です。

 

 

 

 この研究はASCVD歴 [動脈硬化性心疾患=ASCVDは「動脈硬化性心疾患」(Atherosclerotic Cardiovascular Disease)の略で、心臓と血管に関連する動脈硬化性疾患の総称です。)] がない患者を対象に行われました。

 

 

 

 LDL-C(=悪玉コレステロール値)(低密度リポタンパクコレステロール)が70~189mg/dL(正常低値〜異常高値)で、今後ASCVDの10年リスクが高い成人190名を対象に、スタチン薬であるロスバスタチン(=クレストール®先発品)プラセボ、そして魚油、シナモン、ガーリック、ターメリック、植物ステロール、紅麹の6つの栄養補助食品の影響を比較したRCT(ランダム化比較試験=レベルの高い試験)です。

 

 

 

 プラセボとは、実際には治療効果のない「偽薬や効果のない薬物」のことであり、参加者が実際の治療を受けているかのように錯覚させるために使用されます。

 

 

 

 結果は驚くべきものでした。図を見れば一目瞭然…。一番左が、安全な医薬品のスタチン(=ロスバスタチンです。その他にアトルバスタチン、ピタバスタチンなどを飲んでいる方が多いかと思います。)

 

 

 

 

 

安全性が証明されたロスバスタチンを拒否する患者
v.s
中身が本物なのか全く証明されていない謎のサプリを飲む患者

「医師は理解に毎日苦しんでいる。」

 

 

 

 

 ロスバスタチンは、LDL-Cを他のすべてのサプリメントおよびプラセボよりも大きく低下させたとのこと(率差:-35.2% [P<0.001])。

 

 

 

 一方で、栄養補助食品はどれもプラセボと比較してLDL-Cに有意な変化をもたらさなかった。

 

 

 

 安全性に関しては、各群での有害事象の発生率には差が見られなかった。安全には統計的な差がないのに、サプリメントを選ぶ患者…。理解ができない日々…。

 

 

 

 一般に、サプリメントの効果には疑問符がつくことが多い」。

 

 

 

 この研究は中規模RCTを通じて「LDL-Cを下げるならスタチンが有効で、サプリメントはあまり効果的でない可能性がある」と結論づけた。

 

 

 

 ただし、JACCの編集者は、「全ての栄養補助食品を軽視するのではなく、有益なものを選び抜くべきだ」と指摘している。これには将来の研究や医学的な検証が必要だろう。

 

 

 

 難しいのが、このコメントだ。「有益なものを選ぶべきだ。」

 

 

 

 そういうことを書くのも重要だと個人的には大事と思うが、「さっぱりサプリメントを信用できない」…。。。

 

 

 

 そもそも、「医師ですらわからないサプリメントの効果を患者が理解し、取捨択一できるわけがない」。そう思います。

 

 

 

 もし心臓病学に関心があるなら、今回の研究結果は一読の価値あり。

 

 

 

 サプリメントとスタチン、どちらが選択肢として優れているのか、これからの展開が楽しみだ。

 

 

 

 以上!!!

 

 

新宿内科 糖尿病・生活習慣病クリニック

新宿駅徒歩3分・西新宿駅徒歩2分)

統括院長 松谷 大輔拝

 

 

 

【クリニック情報】

ホームページ

shinjuku-naika.clinic

ネット予約

当院の強み

診療案内

アクセス

医師紹介

お問い合わせ

*1:

JACC(Journal of the American College of Cardiology)はアメリカの心臓病学に関する権威ある医学雑誌であり、その重要性と影響力は医学界で高く評価されています。以下に、JACCのアメリカの雑誌としてのすごさとインパクトファクターのレベルについての補足説明を加えます。

権威ある心臓病学の雑誌: JACCは心臓病学に焦点を当てた総合的で高度な学術的内容を提供する雑誌として知られています。そのため、心臓病学の専門家や臨床医、研究者にとっては重要な情報源となっています。

ピアレビュー(査読)制度の厳格さ: JACCは査読制度を採用しており、専門家による厳格な査読を経た論文のみを掲載しています。これにより、高品質かつ信頼性のある研究成果や臨床情報が読者に提供されています。

インパクトファクターの高さ: インパクトファクターは、ある雑誌が引用される頻度を示す指標であり、その雑誌の影響力を示すものです。JACCはその高い学術水準と品質により、インパクトファクターが高いことで知られています。高いインパクトファクターは、多くの研究者や医療専門家からの引用を意味し、学術的な重要性を示しています。

国際的な認知度: JACCはアメリカを超えて国際的にも高い評価を受けており、世界中の心臓病学の専門家が寄稿する場としても知られています。そのため、世界中の最新の研究成果や治療法が集約され、広く共有されています。

JACCの存在は、心臓病学において重要な情報発信源となっており、その影響は学術的な進歩や臨床実践に大きな寄与をしています。

【開業4ヶ月目突入:皆様のデータが良くなっていくことにやりがいを感じています。(今回は短め)】

"2023年10月"を持って「新宿内科 糖尿病・生活習慣病クリニック」3ヶ月Anniversary🎉を迎えました。人手が足りなければ、採血も電話対応も自分でします。

(忘れもしない、患者様が渋滞しているのに電子カルテの「システムエラー」…。なんとか「諦めない」をモットーに頑張って参りました。まだまだ、これからですが…。)

 

 

 

 



 

 

【一番うれしい事】

 看護師である妻が「非常に優秀」で、本当に賢くて医師(レセプトは私院長)+看護師の2人で患者様をなるべくお待たせすることなく、なんとかやってまいりました。この場を借りて妻には「ありがとう」という感謝の念をお伝えします。

 

 

 

 患者様のデータが通院3ヶ月経ち、HbA1c13%の人が6%代にまで下がってきて、内服薬を減らせる段階に入ってきたということが多くいらっしゃると言う点が、嬉しいです。

 

 

 

 「これまでの治療経験の努力が身を結んできた」気がしています。

 

 

 

 ある方はピンピンと来院され主訴は「夜間尿1時間毎」でした。

 

 

 

 随時血糖値は400mg/dL。ケトン体陰性、食欲旺盛、むちゃくちゃ元気。

 

 

 

 

「う、まじかよ!」

 

 

 

 

 「尿ケトン体は陰性」であり肥満であり、元気そのものだったので、おそらく徐々に進行した2型糖尿病で大丈夫とは思ってはいました。

 

 

 

 基本は血糖コントロール入院となりますが、「仕事上、入院は絶対に無理」とのことでした。

 

 

 

 ただ、1型糖尿病、もしくは2型糖尿病インスリン枯渇」は否定できない…。

 

 

 

 すぐに「薬局から速効型インスリン+持効型インスリンを1本ずつ持ってきていただき、投与開始。

 

 

 

 後日「抗GAD抗体(1型糖尿病か否かを判定する自己抗体)」「自己インスリン分泌能力」の結果が出るまで、インスリンを打ち、自己血糖測定していただくことにしました。翌日もきていただきます。

 

 

 

 来院できない場合は当然、翌日「体調は大丈夫ですか?血糖値はどうでしょうか?」と電話連絡をいれます。

 

 

 

 「尿量も減り、喉の乾きも、だるさも減り症状が良くなってきました。症状が良くなってきてます!」

 

 

 

 安堵…。。。 

 

 

 

 幸い、抗GAD抗体陰性!1型糖尿病の原因となる膵臓を破壊する抗体)

 

 

 

 「血液検査の結果、自己インスリンも比較的出ている!」

 

 

 

 早めに来院されたことが功を奏しました。

 

 

 

 

「うりょーーーー!!!!インスリンも出ている!!!
よし、インスリン減量にかかるとするか!!!」

 

 

 

 

さてここからが、「糖尿病内科医」の腕の見せどころ。

①まずは外部からのインスリン注射で膵臓を休ませる。(膵臓は休憩に入ります。)
②その間に膵臓に負担をかけない一般内科医でも出せる内服薬を追加していきます。
③少しずつ膵臓様もゴールデンウィーク気分で疲れをとったのか、インスリン分泌能が少し回復してきます。
④ここからが本当の「糖尿病内科医」の腕の見せどころ。今や10種類程度ある糖尿病薬から、患者様一人ひとりの病態に応じた「糖尿病内科医独自のエビデンスに応じたお薬の選定」の始まりです。

 

 

 

 実のところ、「一昔前までは実は、あるお薬で血糖値は下がるけど、糖尿病による心筋梗塞心不全などの死亡率はほぼ下がらなかった」のです。

 

 

 

 今や、「時代は変わりました。」

 

 

 

 糖尿病のお薬は劇的な変化を遂げ、”非”糖尿病内科医が処方するお薬での「見せかけの血糖正常(低血糖ありまくりなど)」の時代は終わりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 今や、糖尿病内科医を馬鹿にする他の科の医師はいなくなったと思っています。

 

 

 

 なぜなら、糖尿病があり血糖値が高いと、大事な検査も手術もなにもできないからです。

 

 

 

 腸の手術であれば「糖尿病内科医がインスリンや内服薬で速やかに、且つ安全に的確に血糖値を調整しないと、超緊急でない限り手術ができない」のです。

 

 

 

 昔や、ある一部の地域では血糖値が非常に高い状態で平然と手術をし、「術後合併症」が起こっていたのです。

 

 

 

 例えば、「血糖が高い状態で手術したため、大腸がんを切除して繋げた腸管が感染症を起こし、死亡」など。(専門用語:術後合併症「縫合不全」

 

 

 

私が思う、糖尿病内科医が「お役御免になる条件」

胃の中にカロリーセンサーが取り付けられる技術
血管内にチップかなにかを埋め込み、自動で血液検査が24時間できる技術
コンピューターが薬を適切に糖尿病薬を選定できる時代(これはもう可能)
「食事療法や運動療法」を、患者様それぞれの行動・運動量(GPS)や性格や仕事を考慮して、優しく丁寧に指導してくれる「優しいイケメンロボット or かわいいロボット or 癒やしのおじいちゃん・おばあちゃんロボット技術」

 

 うん、やっぱり無理…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 話を元に戻します。

 

 

 

 先程の重症高血糖の初診の患者様。

 

 

 

 すぐに「薬局から速効型インスリン+持効型インスリン」を1本ずつ持ってきていただき、投与開始。

 

 

 

 「抗GAD抗体(1型か否かを判定する自己抗体)」「自己インスリン分泌能力」の結果が出るまで、インスリンをうち、血糖測定することを指示しました。

 

 

 

 幸い、抗GAD抗体陰性膵臓を破壊する抗体=1型糖尿病)!

 

 

 

 インスリンもある程度でている!

 

 

 

 早めに来院されたことが功を奏しました。

 

 

 

 来院した方が「1型糖尿病+自己インスリン分泌能力が枯渇」→医師が「インスリンの出ない膵臓にムチを打つお薬であるグリメピリド:先発品アマリールなどを処方していたら…。

 

 

 

 その夜の間に「救急車→集中治療室」だったでしょう。

 

 

 

 



 

 

 冗談抜きで”非”糖尿病内科医がこのような治療をした結果、実は1型糖尿病に無意味なお薬を出して帰宅させ、その日に緊急入院となった患者様を何人みてきたか…。

 

 

 

 紹介状をみて、「あ…あら…。」

 

 

 

 他の患者様を診療しながら、重症患者に点滴を施しながらインスリンの方法、血糖測定の指導をし、、、。本当に大変です。

 

 

 

 そういうことを地味にしているのが「糖尿病を専門とする医師なのです。本当に本当に地味です。

 

 

 

 ただ、「血糖高値・高血圧放置・脂質高値を放置した結果の60-70歳代の脳梗塞寝たきりの人生」「90歳元気な人生」

 

 

 

 比になりません。

 

 

 

 なんども言います!

 

 

 

「ダメゼッタイ!!糖尿病・高血圧・脂質異常症の自己中断!!」

 

 

 

 

「糖尿病・高血圧・脂質異常症の自己中断は”死”への急行列車」

 

 

 

 

 そんなこんなで、普段どういう日常を送っているか。

 

 

 

 小難しい話はしないで語ってみました。

 

 

 

 今日も明日も次々と糖尿病患者は来院されます。

 

 

 

 気を抜かずに頑張るしか僕にはできません。

 

 

 

 そして、自分の健康も大事。。。

 

 

 

 休めない!!😭

 

 

 

 頑張る。

 

 

 また偉そうなブログに…

 

 

 では!以上!

 

 

新宿内科 糖尿病・生活習慣病クリニック

新宿駅徒歩3分・西新宿駅徒歩2分)

統括院長 松谷 大輔拝

 

 

 

【クリニック情報】

ホームページ

shinjuku-naika.clinic

ネット予約

当院の強み

診療案内

アクセス

医師紹介

お問い合わせ

【勉強会:減量効果のすばらしいマンジャロ®を超える薬が…開発中🔥 難易度普通。The New England Journal of Medicine(世界2位の論文)2023 年 8 月号】

「レタトルチド」「スルボデュチド」という肥満症の週一回注射のお薬が、それぞれ「イーライリリー社(マンジャロを開発した会社)」と「ベーリンガーインゲルハイム/ジーランド社」から開発され、現在臨床研究が進められています。

あのマンジャロの更に上を行く減量効果がある薬になるかもしれません🔥🔥🔥止まらない肥満症治療の研究をご紹介🔥🔥🔥

 

 

 

 

 

 

 

 

 その前に…生活習慣病心筋梗塞脳卒中」の前には「肥満」という重要なドミノがあり、そこを抑えることが最も大切という「メタボリックドミノ」という東大の伊藤裕先生が考案したドミノを知りましょう。

 

 だから内科医たちは「痩せなさい!」って言うわけです。

 

 でも「減量したらどういう利点があるの?」という理屈がわからないとそりゃ、患者様はわからないですよね…。

今回もやはり私が大好き医学論文雑誌「The New Englanournal of Medicine」からの論文です。

メタボリックドミノ

 

 

 

 

 心筋梗塞・透析・脳梗塞などの「大病のドミノ」が倒れないためには

 

 「肥満ドミノが倒れるのを抑えることが最も大切だ!」

 

 つまり、生活習慣病のスタートは「肥満ドミノだ!」

 

 

 

 

肥満ドミノを倒してたまるか!

keio-emn.jp

k-ris.keio.ac.jp

researchmap.jp

 

 

 

 

 今回の論文も私が大好き世界2位の医学論文雑誌The New England Journal of Medicineという雑誌からデータを紹介します!

 

 

 

www.nejm.jp

 

 

 

アメリカのThe New England Journal of Medicineの本サイト

https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2301972

The New England Journal of Medicineのサイト画面スクショ

 

 

 

 論文タイトルは…

「Triple–Hormone-Receptor Agonist Retatrutide for Obesity — A Phase 2 Trial」

 

 

 これが発表された医学論文雑誌の2023/08/31現在の雑誌の価値(IF: インパクトファクター)はなんと、、、「176.082点」!WOW!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 開発したイーライリリー社のホームページにも記載があります。

 

 

 

 

平均17.5%減量!たった24週間の成人で!
(イーライリリーホームページより)

investor.lilly.com

 

 

 

 野球でいうと、本当に大谷選手レベルの医学論文雑誌🔥

The New England Journal of Medicineという医学雑誌は野球で言う、「オータニサーン!!!」

 

 

余談ですが、日本の医学博士が取れる論文点数は「1~2点」で十分です。

 

 

 寂しい…。東大は最近レポート1枚で医学博士が取得できるらしいです。。。

 

 

 医学博士の中でもすごい方はいますが、上位5%くらいの先生がすごいのではないか?と推察します。もっと少ないかな…。。。

 

 

 実のところ「ほとんど論文点数を持っていない大学教授や医師が存在する」ことも知っておきましょう。

 

 

 論文を正しく統計学的に正しく読める医師が少ないということは恐ろしいことです。

 

 

 内科も外科も。最新の新しい治療薬や手術方法の論文を常日頃から見ていないわけですから…。

 

 

 いと、怖し…。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「IF=(インパクトファクター)が高い)」

=「論文雑誌点数の高い論文を持つ医師」

=「論文を書く力が高い」

=「統計的に正しく理解する力が高い」

=それを患者様に正しく還元する力が非常に高い

という可能性があります。

 

 

 ただ、ここで間違えないで頂きたいのは「医療においてIFが全てではない」ということです。

 

 

 やはり、どの業界でも「地獄を見るほどの"臨床の経験を積んできたか?”」ということに尽きます。

 

 

 

 

医療現場での「経験・反省・患者様への還元の経験値」が一番大切

 

 

 

 

 「なぜ、あの重体患者様は救われたのか?」

 

 

 「なぜ、軽症に思えたあの患者様が翌日にお亡くなりになったのか?」

 

 

 そこが最も医療業界では大事となります。

 

 

 大きな病院では、医師同士で病院内で亡くなった患者様の要因を医師が大勢集まって話合うことを定期的に行われています。

 

 

 信じるべきものは何か?

 

 

 謎のサプリCMの画面の隅っこに小さく「個人の感想です。」というサプリメントを信じるべきなのでしょうか?んなわけない…。

 

 

 誰が証明したのか?そもそも俳優が話している時点でもう無理…。

 

 

 

 

胡散臭すぎのCM

 

 

 

 

①「謎の脂質改善サプリは価格高い+ランダム化比較試験で実証されていないので意味がない」

 

②なぜこれを買い、医学的根拠の高い、安全で安いお薬を選ばないのか?

 

③「Q:コレステロールの薬って一生飲むんですか?」

 

④「はい、一生飲むからこそ、血管がずっとキレイでいられるんです。もし、ダイエットや食生活を変えられないのであれば!以上!」

 

 

 一生飲むと言っても、ロスバスタチン1日1回朝食後に、フリスクMINTIAなどの口臭消しくらいのサイズのお薬を飲むだけです。

 

 ロスバスタチン2.5mg1錠で3割負担だと1錠7.92円です。10円以下。。。なぜ内服を拒否するのか?

 

 「医師の説明不足が原因」です。

 

 それで大事な大事な一生に一回しか与えられない「きれいな血管がボロボロになっていくんです。」

 

 しかも、24時間体制で…。 

 

 LDLコレステロール(=悪玉コレステロール)が140-180mg/dL以上だと、次のような状態に血管がなります。

 

 (※回覧注意)きれいな血管でいたいですよね。厳密に言うと正常値でもこのようなプラークはいつかできます。

 

 それは当たり前です。

 

 人間はLDLコレステロールが30mg/dLは最低限ないと生きていけないからです。

 

 LDLコレステロールは細胞の膜・ホルモン・胆汁酸の成分になるからです。

 

 以下、冗談抜きで脅しではありません。

 

「警告です」

 

人生の選択肢①

「LDLコレステロールが180mg/dLの人」は「60歳前後での心筋梗塞脳卒中を覚悟してください💀」

 

人生の選択肢② 

 「LDLコレステロールが40-60mg/dLの人」は「90歳前後での心筋梗塞脳卒中を迎えら得るかもしれません👨‍🔬」

 

 どちらの道を選ぶか?答えは明確🔥自明🔥一目瞭然🔥明らか🔥明白🔥決まりきっている🔥当たり前🔥

 

 「LDLコレステロールが高くて放置を続けるとどうなるのか?」実際の写真を見て頂くのが一番早いでしょう。

 

 

 

 

高いLDLコレステロールは「血管がどんどん狭くなる…。24時間営業で…。」

 

 

 

 

【回覧注意】軽度と重度(コレステロールを下げる薬を放置した方の末路です。)
重度の恐ろしい血管を目に焼き付けてください。

 

 

 

 

 研修医のとき心臓血管外科を研修したとき、このような血管を見て「絶対にこのような血管になってはいけない」と思いました。

 

 まさに「50年経過した水道管のような血管でした。ボッロボロ」


 LDLコレステロール(=悪玉コレステロール)の高値を放置するともれなく、2番目の画像の重度のような血管になります。

 

 そりゃ…、心筋梗塞脳梗塞、血管が裂ける大動脈解離などの大病になります…。

 

 話が大きくそれましたので本題に入ります。

この春2023年、GLP-1/GIPの両作用(食欲抑制効果)を持つ新しい薬「マンジャロ」がリリースされました。

 

 マンジャロは血糖降下の薬ですが、なんどもブログに書いていますが、同時に「体重減少効果」も期待されています。期待どころか確実にすると思います。

 

 マンジャロのように、GLP-1の作用を含む強力な体重減少効果をもたらす新しい薬が現在開発中です。

 

 これらの薬は、糖尿病患者を対象にした試験だけでなく、肥満患者を対象とした試験も行われており、肥満治療にも期待されています。

 

 そのうちの一つが、れた、れたとるちゅ、「レタトルチド」です。

 

 レタトルチドはGLP-1/GIP/グルカゴンの3つの作用をもつ薬で、リリー社が開発しているお薬です。今後の研究の結果が期待されます。

 

 もう一つがスル、スルボジュ…「スルボデュチド」です。どっちの薬も読みづらいよ!!!

 

 

 

 

読みづらい薬だ…

 

 

 

 

 「スルボデュチド」はGLP-1/グルカゴンの2つの作用をもつ薬で、ベーリンガーインゲルハイム/ジーランド社が開発しています。

 

 まず、「レタトルチドの試験結果(The New England Journal of Medicine 2023)」をご紹介します。

 

 第2相試験

臨床試験第2番目の段階で、第Ⅰ相試験で安全性が確認された用量の範囲内で、同意を得た比較的少数の患者を対象とし、主に治験薬の安全性および有効性・用法・用量を調べるための試験)

 

には、338人(男性51.8%)が参加しました。

 

 BMI(肥満度)が30以上(かなり肥満)、またはBMI27-30で過体重(やや肥満)に関連する健康問題を抱える成人が対象とされました。

 

 「レタトルチド」の1mg、4mg、8mg、12mg、および偽薬を毎週注射し、48週間にわたって観察されました。

 

 48週後の体重減少率は、なんと!!

 

 それぞれ「レタトルチドの1mg、4mg、8mg、12mg」、および偽薬グループで、-8.7%、-17.1%、-22.8%、-24.8%、-1.6%(唯一、偽物の薬)でした。

 

 特に「12mgグループでは、平均体重が108kgだった参加者が約27kgも体重を減少させたこと」になります。

 

 「激ヤセ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 また、48週後に体重が15%以上減少した参加者の割合は、「それぞれレタトルチドの4mg、8mg、12mg、および偽薬グループで、60%、75%、83%、2%(唯一、偽物の薬)でした。

 

 「スルボデュチドも体重減少効果が高い」ようです。

 

 この試験も第2相試験で、対象は糖尿病のない肥満または過体重の人々(387人、そのうち68%が女性)で、平均年齢は49歳、平均体重は106kg、平均BMIは37でした。

 

 「スルボデュチド」は0.6mg、2.4mg、3.6mg、4.8mgの初期投与量が試されました。

 

 4.8mgの「スルボデュチド」を毎週皮下注射し、その治療を続けたグループでは、46週間で体重が18.6%減少しました。

 

 また、20週間をかけて「スルボデュチド」の用量を調整し、その後も4.8mgを維持して投与されたグループでは、46週後に体重が5%以上減少した参加者が98%、10%以上減少した参加者が82%、15%以上減少した参加者がなんと67%でした!!!

 

 

 

 

2回目

 

 

 

 

 すごい時代に突入したと行っていいでしょう。

 

 「どちらの薬にも主に消化器症状が副作用として報告されましたが、これは予想範囲内の結果」、つまり大した副作用ではなかったということです。

 

 今後が非常に期待されますね!!

 

 また今回もあらゆることを書きましたが、全ては皆様の健康のためです。

 

 4581字…。

 

 書きすぎだ…

 

 また新しい情報を皆様に共有させていただきますね!

 

 ではまた!

 

新宿内科 糖尿病・生活習慣病クリニック(新宿駅徒歩3分・西新宿駅徒歩2分)

統括院長 松谷 大輔拝

 

【クリニック情報】

ホームページ

shinjuku-naika.clinic

ネット予約

当院の強み

診療案内

アクセス

医師紹介

お問い合わせ

【ドクターハッシー先生の講演終了!!!「クセが強いけど、滅多に聞けない話だった」とお褒め(?)のお言葉も🔥】

2023年8月18日、20時〜1時間15分に渡り私の皆様に伝えたい、特に医療に興味があり知識が豊富な方々向けに「敢えてやや難しめの講演」をハッシー先生の医療事務所で発表してきました🔥

「論文のエビデンスレベル(医学的根拠)が如何に大切か」を重点的にお話しました。

 

 さて、紀伊国屋ジュンク堂Amazon、特に専門家でもないインフルエンサーが如何に適当な情報を流しているかを、理解しているかどうかなのか?

 

 「世の中の医療啓発本には危険がたくさん」ということを伝えたく発表致しました。

 

 学会発表に近いレベルの話も聞いて頂きたい。

 

 医者の中でも知らない情報も話させて頂いたつもりです。

 

 おそらく医学論文のエビデンスレベルの知識を詳しく知っている医師は10%に満たないだろう。そのように思っています。(本当に)

 

 皆様に正しい知識を届けたい、そのような熱い?想いで緊張しつつもお話させていただきました。

 
 「正直まだ、消化不良(説明不足)」

 

 

 

 

講演は、伝えられてなんぼ

 

 

 

 

 講演、学会発表は幾度となくしてきたため、全く緊張はしなかったものの、やはり「すーーーーーーーーーっと頭に入ってくるような説明」は、完璧にはできなかった。

 

 これは悔しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 聴衆していただいた方からは「滅多に聞けない話を聞けた」とお世辞でも嬉しいのか、悲しいのかわからないご感想を頂きました。

 

 正直、「糖尿病・高血圧・脂質異常症の危なさ」について今更説明しても意味がないのです。

 

 患者様が求めているのは「真のデータ・情報・長生きができる秘訣」です🔥

 

 コンビニでは訳の分からない「高血圧は放置してOK」などの本が置かれています。

 

 あの本を見て、エビデンスレベルの高い論文を読み、正しい事実を把握している医師はどう思うか。

 

 「あーーーーーーーー完全に、雑誌の売名行為、偽り、なんなら、論文不正(情報操作)だ!」と思うわけです。

 

 医学の基本は論文。

 

 「論文」

 

 「論文」

 

 「論文」

 

 大切なので3回言いました。

 

 そして、その「論文の中身のレベルの高さ」が最も大切となります。

 

 

 

 

論文レベルは本当に重要。読み解く力も大事。
著者がアメリカ糖尿病専門医学雑誌トップの雑誌の表紙。
どこかに、D.Matsutaniとあります🔥

 

 

 

 

 M.Sakamoto先生は書いてません。データを持ってきた、現場監督みたいなものです。

 

 Gift Authorshipと言います\(^o^)/

 

 つまり、書いたフリをする「ゴーストライターです\(^o^)/」。プレゼント★

 

 スタバで1日15時間を超える執筆の上、書いたのは私です。

 

 アメリカでは「Gift Authorship(プレゼントの執筆者)を強く取り締まります」

 

 はっきり言って、この論文へのM.Sakamoto氏の寄与度は低いです。

 

 他の名前の先生はもはや、何もしていないと言っていいでしょう。(※絶対に秘密🔥)

 

 論文に採択されることが如何に大変か。

 

 それは実際に書いてみないとゼッタイにわかりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 英語で、わかりやすく、そして意味のある情報を世界中に発信する責務を担っていおるからです。

 

 タイトル作成に「1週間経過すること」も多々。

 

 導入=Introductionに3ヶ月かかることも多々あります。

 

 それくらい、患者様の人生を変えるアメリカ糖尿病専門医学雑誌

 

 これからも、患者様のデータと向き合い、自分でも勉強を重ね、正しい情報を発信していくと覚悟する日となりました。

 

 今後も引き続きマニアックなブログをよろしくお願い申し上げます。

 

 普通に生活していると、手に入らない情報を提供致します。

 

 精進して参りますので引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。

 

新宿内科 糖尿病・生活習慣病クリニック(新宿駅徒歩3分・西新宿駅徒歩2分)

統括院長 松谷 大輔拝

 

【クリニック情報】

ホームページ

shinjuku-naika.clinic

ネット予約

当院の強み

診療案内

アクセス

医師紹介

お問い合わせ

【当院は、お盆も全開で開院しております!!お盆休みなし!!】

当院は「”お盆も休みなく”全力で患者様の治療にあたります。」

全力で糖尿病・生活習慣病、一般内科の診療にあたる🔥

 

予約が「✗」で埋まっていても受診可能なことがありますので、お電話ください。

 

電話:03-6682-1466

 

これからも患者様の長寿という健康寿命を伸ばす🔥

 

今日は以上!

 

はっしー先生とのコラボ(会員制のみ)のヘルスアカデミーで発表の準備!🔥

 

8月18日20時より発表!!!(会員限定)

 

healthcare-academy.co.jp

 

はっしー先生とは完全に年齢がタメ🔥

 

頑張ります!わかりやすい説明は本当に難しい…。

 

それでは!

 

新宿内科 糖尿病・生活習慣病クリニック(新宿駅徒歩3分・西新宿駅徒歩2分)

統括院長 松谷 大輔拝

 

【クリニック情報】

ホームページ

shinjuku-naika.clinic

ネット予約

当院の強み

診療案内

アクセス

医師紹介

お問い合わせ