結論から言います。ウゴービを投与すると、心疾患が減少しました!その内訳を簡単に説明します 【論文タイトル】 「Semaglutide and Cardiovascular Outcomes in Obesity without Diabetes」 →糖尿病の無い、肥満のひとがセマグルチドという週一回の注射をす…
2023年11月23日、憧れの竹内由恵さんがMCをされているニッポン放送のT-Timesというラジオ番組の収録に行ってきた…。緊張した…。 podcast.1242.com 2023年11月23日(祝日)に竹内由恵さんにあって、糖尿病・生活習慣病について熱くラジオで語らせて頂いた。(…
新しい薬GLP-1受容体作動薬(週1回皮下注)「efpeglenatide」の心臓・腎臓の予後への効果がすごい( ゚д゚)ハッ!かも? 米国糖尿病学会学術集会で発表された「AMPLITUDE O試験」の結果を簡潔にお伝えします! 元論文は↓(英語が読める方は無料で読めます) 【論文…
タイトルが非常におしゃれな論文だ。そのタイトル名は… 「Sucralose(スクラロース) and Erythritol (エリトリトール)— Not Too Sweet」 日本語訳:人工甘味料は”甘くない”---(健康にとってそんなに甘くないかもしれないぞという意味が含まれている。) …
脂質を下げないサプリ、しかも高価。まだ飲みますか?権威のあるアメリカの医学論文JACCより:「サプリ vs スタチン(=悪玉コレステロール下げる安全な薬)」:心臓病学における新たな選択肢に挑戦した論文
サプリが高価で、如何に「悪玉コレステロール値を低下させないか」という論文 【結論】:サプリメントは悪玉コレステロール値を下げないだけで、高価なだけ説 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov youtu.be 脂質サプリメント:「悪玉コレステロール値の低下には無意味」…
"2023年10月"を持って「新宿内科 糖尿病・生活習慣病クリニック」は3ヶ月Anniversaryを迎えました。人手が足りなければ、採血も電話対応も自分でします。 (忘れもしない、患者様が渋滞しているのに電子カルテの「システムエラー」…。なんとか「諦めない」を…
「レタトルチド」と「スルボデュチド」という肥満症の週一回注射のお薬が、それぞれ「イーライリリー社(マンジャロを開発した会社)」と「ベーリンガーインゲルハイム/ジーランド社」から開発され、現在臨床研究が進められています。 あのマンジャロの更に…
2023年8月18日、20時〜1時間15分に渡り私の皆様に伝えたい、特に医療に興味があり知識が豊富な方々向けに「敢えてやや難しめの講演」をハッシー先生の医療事務所で発表してきました 「論文のエビデンスレベル(医学的根拠)が如何に大切か」を重点的にお話し…
当院は「”お盆も休みなく”全力で患者様の治療にあたります。」 全力で糖尿病・生活習慣病、一般内科の診療にあたる 予約が「✗」で埋まっていても受診可能なことがありますので、お電話ください。 電話:03-6682-1466 これからも患者様の長寿という健康寿命を…
さて、マンジャロの減量パワーは、アメリカ糖尿病学会で2023年は大いに盛り上がったようです。 皆さんご存知、「メタボリックドミノ」 メタボリックドミノ多くの病気は「肥満」から始まる。 そうです、どう考えても何をどう考えても心血管疾患(心筋梗塞・脳…
「糖尿病」と「がん」 「糖尿病」と「がん」が密接に関係していることは以前より知られています。改めて日本の糖尿病界の天才先生方(坊内 良太郎先生、植木 浩二郎先生)がまとめた総説(≒天才まとめ文章)を理解し、まとめることを試みます。難しい…。 「…
糖尿病を模式図で正確に書くと、複雑すぎて理解不能になります。 そこで、今回は「なぜ肥満が2型糖尿病になるのか?」かなり、端的に説明いたします。今回は肥満の方が2型糖尿病になる理由の解説となります。細身の方はまた別の回にご説明いたします。 まず…
2型糖尿病の方は「マンジャロ®」に期待を抱いているのではないでしょうか? 今回は、5つの非常にエビデンスレベル(医学的根拠)の高い論文を5つ集めた解析の論文、Diabetes, Obesity and Metabolismというアメリカ糖尿病専門医学雑誌の最高峰の論文をご紹介…
さて、「フォシーガ」という糖尿病のお薬を服用している方々の中には、糖尿病(1型、2型糖尿病)や慢性心不全、慢性腎臓病を抱える方が増えています。 「あれ?糖尿病の薬なのに、なぜ糖尿病ではない慢性心不全の患者にも投与できるのでしょうか?」 「添付…
この度、2023年7月1日「新宿内科 糖尿病・生活習慣病クリニック」を160-0022 東京都新宿区西新宿7丁目10-3 第二雨宮ビル5階にオープン 精進してまいります。 「新宿内科 糖尿病・生活習慣病クリニック」第二雨宮ビル5階JR新宿駅出口より徒歩3分160-0022 東京…
一度は「膵臓移植」という言葉は聞いたことがあると思います。その種類には何種類かあります。今回は「膵臓移植」の説明をしようと思います。今後は膵臓のドナー数も増えレシピエント(移植を受ける人)との検査値が問題なければ実施されることになります。…
早速ですが、「リブレ」ってご存知ですか? 1型糖尿病の方の多くは知っていると思います。「Freestyleリブレ」とか「リブレView」という以下の画像のように14日連続で腕にセンサーをつけて、指先で血糖値を必ずしも測定しなくとも、小さな機械でかざすと「あ…
「早発閉経と2型糖尿病の有無による女性の心血管疾患リスクはいかに!?」という論文を簡単にまとめてみます。Diabetes Careという糖尿病専門医学専門雑誌(世界トップクラス)の論文です。 この研究は、9,374人の閉経後女性を対象にされた研究となります。…
「レストランのレシピを公開するようなもの」と思います。でも、本当に健康寿命を延ばしてほしい一心で伝えてます。あらゆる、文言があると思います。私の場合の一部セリフを公開します。悪気なし、本当に必要なときに使う「鉄板セリフ」です。 別に隠すこと…
題名の通り「問診票は診療の入り口」。患者様が正直に症状を自由に記載できるところ。それに命をかけています。そこから、診断が絞れることがあります。そこから、薬を適切に選択することもできます。 IT化が当たり前の医療へ スマートフォンを用いた「電子…
糖尿病の治療は、冗談抜きで数え切れないほどの方法がありますので「本当に治療が難しい」のです。紹介状や他院でのお薬手帳を見ると、「え!?まだこの薬使ってるの!?」これ、日常茶飯事です♂️ 糖尿病の治療には豊富な知識が必要…。コツコツといろんな経…
「ドクターハッシー先生のヘルスアカデミー」で新宿内科 糖尿病・生活習慣病クリニック 院長の私、松谷 大輔が講演することに! さて、これまでの医師人生12年間の詰まった「糖尿病・生活習慣病」の知識をお披露目する練習をしないとです。 TOP | ヘルスケア…
医師は、意外(?)と「遠征して医療」をします。 理由はいろいろとあります。 ① 医師として、あらゆる経験を積むために出張する。 ② 若手医師はお金が本当にありません。大学病院時代は月収17万円とかでした。0円の大学病院もあります。つまり、「出稼ぎ」…
糖尿病を重点的に診察している医師としてかなり怒ってます!この美容目的のせいで「GLP-1受容体作動薬=痩せる+血糖値を下げる薬」の在庫が急に不足しており、糖尿病患者様が貰えない可能性が出てきているのです! 持病に糖尿病をお持ちの方がGLP-1受容体作…
1型糖尿病の治療法「Allogeneic islet transplantation=アロジェネイック膵島移植療法」の5年後の膵臓のインスリン分泌能はどうなったのか!?最新論文をご紹介!!!(2023年4月発表の最新論文) 1型糖尿病の治療法は、ご存知の通り「外部からのインスリン…
「医学的根拠=エビデンス=最適な論文」を”正しく読み取る能力”が必要不可欠な時代へ 「日本語の教科書で医学を勉強しているとどうなるか?」答えは明確で、「日本語の医療教科書の出版を待っていると、数年、世界中の最新治療から遅れをとる」からです。理…
よくYoutubeやTwitterなどのSNSで「これだけを食べていればそれで健康になれる!」という謎の情報が流れていること、医学の世界とは全く関係のない方が健康本を販売していたりします。「本当に医学的に根拠のある事実だと思いますか?」今回は医学において、…
なんと…糖尿病治療薬SGLT2阻害薬のジャディアンス®の心臓への効果は…。すごすぎた… 【論文名】 「Empagliflozin in Heart Failure with a Preserved Ejection Fraction」 (N Engl J Med . 2021 Oct 14;385(16):1451-1461.) 【雑誌名】神レベルの雑誌(2021…
今回のブログは無視しても良いです。医学の進歩を常に勉強するための糖尿病を専門とする医師の備忘録として、記録させてください。土屋恭一郎先生とういう糖尿病会の権威の大先生の総説となります。 「土屋恭一郎先生*1は日本の糖尿病の世界の権威の先生」で…
若くして「急性心筋梗塞」でお亡くなりなる方は意外と多いです。おそらく、生まれつき「脂質異常症」で、更に最もLDLコレステロール値が高い「家族性高コレステロール血症」であった可能性は高いと思います。(あくまでも推測となります。) 脂質異常症(≒高…