糖尿病内科医の備忘録

〜心筋梗塞・脳梗塞にならない知識🖋を届ける〜

【2型糖尿病患者様が糖尿病薬を拒否するときの、医師の鉄板セリフ㊙:当院近くの内科医には言いたくない。】

「レストランのレシピを公開するようなもの」と思います。でも、本当に健康寿命を延ばしてほしい一心で伝えてます。あらゆる、文言があると思います。私の場合の一部セリフを公開します。悪気なし、本当に必要なときに使う「鉄板セリフ」です。

 別に隠すことでもなんでもないので公開します。

 ただ、本音ベースだと、「新宿内科 糖尿病・生活習慣病クリニックの近くに開業されている先生」には秘密にしたい。(※ただ、全員同じことを言っている説は否定できません。)

 

 

 

 

糖尿病内科医版「鉄板口説き文言特集」

 

 

 

 

【糖尿病のお薬を受け入れてくれない時の鉄板のセリフ(無敵順)】

(※私見を含みます。悪用禁止!。正直もっとあります。一部公開。)

第一位:効果の高いセリフ

 ・「僕がこのデータなら、今日からこの薬を飲みます。」

 ・「正直、内科の医師同士もこのデータならお薬を処方し合うと思います。実際に医師も同じ人間ですから、お互いにお薬を処方しあっています。医師が内服するのは、内服しないことの”患者様の末路(心筋梗塞脳卒中)”を病院で数々治療してきているからです。でも、食事運動療法をもう少し頑張りたいというご意見も正解とは思います。ただ、適切な血糖値になるまでの間、つまり体重が適切になるまでは、24時間営業で血管は傷ついていき、心筋梗塞脳卒中・透析・失明には近づきます。」

 (※このセリフでも糖尿病のお薬を拒否される方は、大体次回の外来のタイミングか、予め予約していた日にちよりも早く来院され、お薬を希望されます。)

 

第二位:患者様が女性の場合の効果のあるセリフ

「◯◯様が私の母だとしたら、今日から母にこの薬を内服してほしいと言います。あのTVのCMの証拠もない高いサプリを飲むなら圧倒的に研究されている安いベンツのような効果が高く、副作用頻度の少ないお薬を内服しつつ、減量すればいいんだよ。」

 

第三位:徹底的に検査結果の用紙の裏にイラストを書く。(あらゆるイラストを書きますが、一部公開)

イラストを書きながら説明

膵臓という臓器からインスリンという血糖値を下げてくれるホルモンが出ています。そして、インスリンが血管に届くと、血管に窓が沢山あり、その窓が開くことで心臓・脳・肝臓・筋肉・脂肪といった臓器に血糖が逃げていきます。しかし、脂肪という「邪魔な壁」が存在することで、血管にインスリンが到着しません。つまり、血管内からインスリンを出す窓を開けることができないないのです。今回だすお薬は色々ありますが、患者様の場合は「脂肪という壁」が非常に厚いので、脂肪という壁がないことにするメトグルコ®(メトホルミン)というお薬を出します。つまり、脂肪という壁にトンネルを作り、血管の窓を開けるような薬です。概要ですがこのような機能があります。低血糖にはなりにくい安全なお薬です。」

 

 

 

 

リアルな外来説明用紙(かなり簡略化)

 

 

 

 

などなど…。

 

もっともっともっとあります。

 

ネタバラシではないですが全ては患者様のため。

 

嘘は言ってないです。

 

わかりにくく伝わってないなら、説明していないのと同じ。

 

つまり、複雑で分かりにくい説明であれば噛み砕いて端的に説明が肝です。

 

以上!

 

止まらないのでここまでにします!(^o^)

 

新宿内科 糖尿病・生活習慣病クリニック(新宿駅徒歩3分・西新宿駅徒歩2分)

統括院長 松谷 大輔拝

 

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