糖尿病内科医の備忘録

〜心筋梗塞・脳梗塞にならない知識🖋を届ける〜

【私がなぜ医学的根拠の高い論文にこだわるのか?加え、こだわりの糖尿病・生活習慣病の治療論・医療IT化の時代について】

「医学的根拠=エビデンス=最適な論文」を”正しく読み取る能力”が必要不可欠な時代へ

「日本語の教科書で医学を勉強しているとどうなるか?」答えは明確で、「日本語の医療教科書の出版を待っていると、数年、世界中の最新治療から遅れをとる」からです。理由は、日本語翻訳・出版に年単位で時間がかかるからです。

 

 私は「糖尿病や生活習慣病(糖尿病・代謝学)」の大学院に入学し、米国の糖尿病専門雑誌に数多くの医学論文を投稿し、喜ばしいことに比較的多くの論文が採択されました。

 

 臨床経験に加えて、自身の論文実績と共に最新の論文をリアルタイムで読み続け、患者様に最先端の治療を提供することに努めています。

 

 

 

 

毎日出版される医学論文は、最新の治療方針の決定に最重要
日本語のにガイドライン(治療指針)の改訂を待っている時間は患者様にはありません。



 

 

 医学の世界では海外の研究が日本の研究を上回っているため、「日本語の教科書だけで勉強する」のみでは最新の治療に数年遅れをとってしまいます。

 

 

 これでは重要な臓器である「心臓や腎臓」などを保護することができません。

 

 

 

 

桁違いのアメリカの研究施設

 

 

 

 

 糖尿病や生活習慣病の治療は一見簡単に見えますが、「実際には数えきれないほどの治療法のパターンが存在」します。そのため、患者様の血液や尿の検査データを詳しく調べ、生活スタイルについてヒアリングし、多くの治療法の中から最適な診療方法を提案しなければなりません。当院では常に最新の治療法を取り入れるよう努めています。

 

 

 

 

患者様のお話に耳を傾けることが大事

 

 

 

 

 また、私は患者様との関わりの中で頭ごなしに怒ることを避けるよう心がけています。

 

 

 例えば、「適切な治療薬を投与しているはずなのに血糖値や血圧値が改善しないのはなぜか?」という状況でも、まずは患者様の声に耳を傾けることを重視しています。

 

 

 話をよく聞いてみると、「仕事の忙しさのためにお昼の薬が毎日内服できていなかった」「物忘れが進んでおり、ほとんどお薬が内服できていなかった」といった情報が会話の中で明らかになることが多いのです。

 

 

 さらに、「職業や年齢によっても治療法は異なり」ます。

 

 例えば、トラックの運転手の場合運転中に低血糖になると大事故が発生する可能性があるため「血糖値を少し高めに調整する」必要があります。事故による悲惨な結果を避けるためには、わずかに血糖値が高めの状態である方が、事故になるくらいであればその方針の方が良い可能性もあるのです。

 

 

 

 

トラックやバスの運転手は少し血糖値をやや高めに設定する必要があることがあります。
特に、インスリンが必要不可欠な状態になった場合には、「低血糖症状」時の適切な対処法を指導する必要があります。

 

 

 

 

 高齢者の場合、薬の飲み間違いによって低血糖になると転倒事故の危険があるため、低血糖になりにくい薬剤」に変更する必要があります。

 

 

 こうした理由から、職業や年齢などの要素も考慮することが、糖尿病・生活習慣病内科において重要なのです。血糖値や血圧値を下げるだけではなく現代医学の進歩により多様な薬剤が存在するため、患者一人ひとりに合わせた治療法を提案することが求められます。

 

 

 糖尿病や生活習慣病の治療において最も重要なこと

 

 「まずは安心・安全なお薬で血液を健康な状態にすること」です。減量には時間がかかる場合が多く、減量を待っている間に血管は24時間 365日で劣化していくことはご存知の通りです。

 

 

 

 

減量には、ご存知の通り時間がかかります。
まずは減量を待つ前に「安心・安全な最新のお薬で血液データを健康な状態にすること」
が大切となります。
その後減量→お薬の減量がベスト



 

 

 診の患者様の治療では、以下の流れが基本的な治療の流れ

①基本的には重症な糖尿病の場合を除いて、まず食事と運動の指導からスタート

②減量や血液・尿検査データの改善が進まない場合には、薬物療法によって血液・尿検査データを改善し、お薬を服用しながら減量を成功させる。

③徐々に薬物を減らしていくというアプローチ

 

これが最も適切な医療方法です。

 

 

 

 

無敵は言い過ぎですが適切な治療は存在します。
その治療方法を諦めに見つけることが医師の職務

 

 

 

 

 最後となりますが、将来の医療激務化を食い止めるためにIT化が進み、雑務が減ることで適切な医療を短時間で提供できる時代に移行していくと考えています。当院もこのような背景に合わせ、最新のITシステムを積極的に導入しています。

 

 

 

 

医療の世界にもIT化が進出
例えば、胸のX線検査(レントゲン)では「AIが前回の胸部X線画像からの変化、例えば「しこりができている」ことを指摘してくれます。」

 

 

 

 

 当院では「医療専門アプリと電子カルテの自動連携システム」を採用しており、患者様は来院前にスマートフォンで事前に当院が作成した問診に回答することで、来院後の手書き問診時間の短縮、医師のカルテ入力時間の短縮、医療事務のデータ入力時間の短縮が可能です。これにより、患者様の負担を軽減するだけでなく、医療全体の最適化も目指しています。

 

 

 さらに、現代のIT化によって最も大切な「患者様とのコミュニケーション時間をより濃厚にすることが可能になる」と考えています。

 

 

 患者様はオンライン診療機能を用いることで医師との相談や質問ができるため、病状の変化や疑問点がある場合でも迅速に対応できます。また、IT化によって医療データの共有も容易になり、他の専門家との連携やセカンドオピニオンの取得がスムーズに行えます。

 

 

 これらのIT化の取り組みは、医療の効率性向上や医療品質の向上につながるだけでなく、患者様の利便性や満足度の向上にも寄与しています。当院では常に最新の技術を取り入れ、患者様にとってより良い医療サービスを提供できるよう努めています。

 

 

 もし糖尿病や生活習慣病でお悩みの方がいらっしゃれば、お気軽に当院にご相談ください。

 

新宿内科 糖尿病・生活習慣病クリニック(新宿駅徒歩3分・西新宿駅徒歩2分)

統括院長 松谷 大輔拝

 

【クリニック情報】

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