糖尿病内科医の備忘録

〜心筋梗塞・脳梗塞にならない知識🖋を届ける〜

【勉強会(難易度:高):「糖尿病とがんについて」 〜日本糖尿病界の天才まとめ文章(総説)を読んで、噛み砕いて説明を試みるの巻〜】

「糖尿病」と「がん」

「糖尿病」と「がん」が密接に関係していることは以前より知られています。改めて日本の糖尿病界の天才先生方(坊内 良太郎先生、植木 浩二郎先生)がまとめた総説(≒天才まとめ文章)を理解し、まとめることを試みます。難しい…。

 

「糖尿病とがん」

著者:坊内 良太郎先生、植木 浩二郎先生(詳細はページ下部にすべて記載)
雑誌名:糖尿病 66 (6) 468~471, 2023

 

 どういうことが書かれているか、私見は排除し客観的に、更にコンパクトにまとめてみようと思います。

 

 コンパクトにされているきれいな文章を更にコンパクトに!

 

 これは本当に難しい…。

 

 さて、スタートです。

 

「糖尿病」と「がん」
がんの検査を受けていないだと??甘い…。
ダジャレを言っている場合ではないのです。
「がん→糖尿病」 or 「糖尿病→がん」どっちもある。

 

 最後まで読破された方は…勉強家だと思います。

 

 私自身が理解が大変だったからです…。

 

 それではスタート!!!

 

 国内外で数々の研究により、「糖尿病を患っている人たちには特定のがんのリスクが高い」ことがわかっています。

 

 はい、もう重たいので休憩しましょう。景色の画像で癒やされてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 癒やされましたね。

 

 さて、始めましょう。

 

 日本では糖尿病患者の死因の第一位は「悪性新生物=がん」となっており、「糖尿病とがんの関連性の重要性」が指摘されています。

 

 っていうことで何が大切か?

 

 そうです。

 

「糖尿病に多い「がん」をどうやって抑制するべきか?」

 

 そこが大事なのです。

 

 私自身「血糖値が高いの人、げっそりしていて、顔色も悪いな…。まさか…。がんがあるのでは?」

 

 後日造影CT検査を行って、がんを何人みつけて外科に紹介したか…。

 

 「がん」→「糖尿病」もあり、そして「糖尿病」→「がん」もあるのです。

 

 今回の勉強会は「糖尿病」→「がん」のお話になります。

 

 天才先生方は、超大事な研究をされているのです。

 

 糖尿病を患っている人は何がんが増加するのでしょうか??

 

 以下です。

 

・結腸がん

・胆管がん

膵臓がん

乳がん

胃がん

・肝臓がん

…などのリスクが高まる傾向があるのです。

 

 これは…「ほぼ全部の臓器のがんのリスクが増加する」と覚えるべきでしょう。

 

日本糖尿病学会」と「癌学会」が共同で行った研究をご紹介します。

 

 日本「国内」の8つの研究結果を統合的に分析しています。

 

 この分析では「日本のみに限定したことが大切」なのです。

 

 日本人と外国人が明らかに体格や食生活が違うので、海外の論文ばかりを信用することは間違っているのです。(日本の研究レベルが低くてなかなか研究が少ないのが事実…なのでアジア人論文、例えば中国人や韓国の論文も増えています。)

 

 アメリカの論文であっても、キチンとアジア人、欧州、米国(白人、黒人)などに分けて人種別に解析をしてまずので、サブ解析の結果も確認することが大切となります。

 

 あっ、あくびしました?

 

 

 

 

勉強会って、眠いですよね…。いい睡眠薬…。

 

 

 

 

 続けます。

 

 統合的に分析した結果「日本の糖尿病患者は、全体的ながんの発症リスクが1.2倍高くなる」ことが分かりました。

 

 「え?たった20%しか増加しないの?」そう思われた方もいるかと思います。

 

 20%の増加は相当な増加です。

 

 具体的には、「結腸(大腸)がん、肝臓がん、すい臓がん」のリスクが特に高まることが示されています。

 

 「糖尿病患者さんには、大腸がん、肝臓がん、すい臓がんリスクが特に高かった」ということです。

 

 また、「子宮内膜がんや膀胱がんのリスクも関連する可能性が”示唆”」されています。糖尿病があると子宮内膜がんや膀胱がんリスクが増えるかも?ということです。

 

 一方では、乳がん前立腺がんとの関連は見られませんでした。

 

 しかし、論文を8個まとめたことは非常に素晴らしいことなのですが、更に100個、1000個の論文をまとめると全く違う結果になる可能性があることも頭に入れて置かなければなりません。

 

 そろそろ、疲労がでてきましたね。

 

 もう1回、きれいな日本の風景をみてやすらぎましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 キレイだ…

 

 一旦寝ましょう。

 

 気が向いたら、続きを読みましょう。

 

 先は長いです。(吐き気がない方のみ、読み進めてください。天才先生方が悪いのではなく、医学は非常に難しく、そして果てしなく複雑なのが悪いのです。)

 

 続けます。

 

 「糖尿病」と「がん」の研究結果については、高血糖状態」「高インスリン血症状態」が関与しているのではないか?

 

 と考えられています。

 

 補足

「高インスリン血症状態」

すい臓君が、「血糖値を下げなきゃさげなきゃ!」と必死にアクセルを踏んで頑張っている状態のことです。

 

 膵臓くんはがんばり屋さんなので皆様の血糖値を下げようと、毎秒単位でインスリン量を調節して、血糖値を常に100mg/dLに保つようにしてくれています。

 

 

 

 

日々頑張り続ける軌跡の臓器「膵臓くん」

 

 

 

 

 しかし!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 「肥満、身体活動、喫煙などのがん発症リスクによる影響も考慮する必要」があるんです。

 

 「糖尿病→がん増加」ではなくて、「その他の要因が間にあるんじゃないん???」

 

 つまり、糖尿病だけでがんのリスクが増加しているわけではないんじゃないの?ということです。

 

 「糖尿病とがんとの関連については明確ではない部分がまだまだたくさんある」ということです。

 

 結局のところは、糖尿病患者さんが、がんになるリスクには多くの要因が絡み合っている可能性があるので、まだ良くわかっていないという結論になります。

 

 論文の最後の一文の鉄板文句

 

 「更なる研究が必要である。」

 

 論文を読みながらも「ズルすぎる…。」と思いつつも、絶対に書かないといけない文言なのです。

 

 ただ、「糖尿病」と「がん」の関連性は統計上明らかであり、研究が進められています。

 

 もう少しだけ深いところへご案内しましょう。

 

 

 

 

医学というのは「果てしなく深い洞窟」のような分野


 

 

 

 さて、頭のエンジンを再度かけましょう。  

 

 本題の「糖尿病」「がん」の関連についての病態について説明します。

 

 糖尿病では、以下のステップを踏みインスリン抵抗性」、つまり「自分の膵臓からのインスリンが全然全身に効いてくれない、染み渡ってくれない現象」とも言いかえられる現象が身体の中で発生することの医学専門用語です。

 

インスリン抵抗性の要因

「遺伝的な要因」+「食べ過ぎによる肥満」+「運動不足、運動不足による肥満」などの環境要因の悪化

  ↓

内臓に脂肪が蓄積」

  ↓

脂肪肝」などの異常

 

 これにより悪の根源インスリン抵抗性」が引き起こされます。

 

 このインスリン抵抗性は、がんの発生や増殖に関与している可能性」が考えられています(図1)。

 

 図は非常に難しいので、とりあえず…

 

インスリンの効きを悪くする脂肪が悪性腫瘍を増やしているのかも!」

 

と覚えましょう!

 

図1:インスリン抵抗性は、がんの発生や増殖に関与している可能性

 

 

 

 

 ここからは、かなり難しい用語が続きます。読んでみようという勇者のみで良いと思います。

 

 インスリン抵抗性」は、「高インスリン血症」とグルになり以下のような「悪さ」をするのではないかと推定されています。

 

インスリン抵抗性」「高インスリン血症」

 ↓ 

・脂肪細胞からの炎症を引き起こす「炎症性サイトカインなどの悪い物質の産生増加」

・肝臓や脂肪細胞でのInsulin-like growth factor(IGF)-1の増加などを経て、細胞の増殖、移動、血管新生、アポトーシス(細胞の自然な死亡)の抑制を引き起こし、がんのリスクを高める

 

 こんな悪い流れが起きていると考えられています。

 

 は?なんですか?IGF-1?という方も多数おられると思いますので以下補足致します。

 

 インスリン様成長因子(IGF)-1について補足

 インスリン様成長因子(IGF)-1は、私たちの体の中で作られるタンパク質の一種です。

 

 このタンパク質は、細胞の成長や分裂、そして組織の発育に重要な役割を果たします。

 

 通常、IGF-1は私たちの成長や健康維持にとって必要なものですが、一部のがんに関連して問題が起こる場合があります。

 

 なぜなら、IGF-1は細胞の増殖を促進する性質を持っているからです。

 

 がん細胞もこれに反応し、増殖が刺激されることがあります。

 

 つまり、がん細胞は通常の細胞と同じように、IGF-1の影響を受けて成長し、増殖します。その結果、がん細胞が異常なペースで増えてしまい、がんの成長や拡散が加速される可能性があるのです。

 

 例えると、IGF-1は肥料のようなものだと考えることができます。

 

 通常、肥料は植物の成長を助けるために使われますが、悪い側面として、雑草も同じように肥料を受けて成長してしまうことがあるように、がん細胞もIGF-1を受けて成長してしまうのです。

 

 

 

 

「がん」を増やしてしまうIGF-1を如何に抑制するか?
これが、医療では大切!!!

 

 

 

 

 ですので、医学の分野では、がん治療の一環としてIGF-1の働きを抑える方法が研究されている」のです。

 

 これによって、がん細胞の増殖を抑えることが期待され、治療効果を高める可能性があるのです。

 

 特に、乳がん、肺がん、子宮がん、甲状腺がんでは、「がん細胞のインスリン/IGF-1受容体の発現」が他のがんよりも高く、これらのがんにおいては高いインスリンIGF-1の影響が強く示唆されています。

 

 また、高血糖"自体"」もがんの成長に関連している可能性があるという報告もあります。

 

 「がん細胞は高血糖状態でエネルギーを生み出すための仕組みを持っており、"高血糖"ががん細胞の増殖、アポトーシス(自然な細胞の死)、浸潤性に影響を与える」ことが知られています。

 

 これはイメージしやすいですね。

 

 〜"糖質"を栄養に「がん」は成長し、広がっていく〜

 

 一方、前立腺がんのリスクは糖尿病患者において低いとされていますが、その理由としては低アンドロゲン血症が関係している可能性が考えられています。

 

 ここについては、自分の勉強不足なので宿題とさせてください。

 

 糖尿病の方はアンドロゲンという男性ホルモンが少なくなる?という意味で前立腺がんが少ないのかもしれません。

 

 また、最近の研究では、「腸内環境の異常」糖尿病やがんの発症に影響を与えることが明らかにされています。

 

 これらの研究から、インスリンシグナル」「腸内環境」を考慮することで、がん発症を予防する可能性」が示唆されています。

 

 つまりこれまでの研究の結果は、「がん予防のための新しい治療法の開発にも役立つ」かもしれません(図2)。

 

 図2は、非常に非常に難解なため、とりあえず「糖尿病にならない、糖尿病で会ってもデータをよくする、腸内細菌バランスも良くすること!」が、がんの発症を抑制するかもしれない!と覚えておくと良いと思います。

 

 

図2
インスリンシグナル」や「腸内環境」を考慮することで、
がんの発症予防の可能性があるかも?



 

 

 最後に、「糖尿病治療薬とがんの関連」についてお話して今回の難易度の高い回を終わりにしたいと思います。

 

 「糖尿病の治療に使われる薬には、がんのリスクに影響を与える」ものもある。かもしれません。

 

 つまり、がんの発症を抑制する可能性がある薬があるかもしれないのです。(あくまでも論文ベースなので”ゼッタイ”は存在しません。断言はしません。)

 

 糖尿病の方の多くが内服している「メトホルミン(先発品:メトグルコ®)は、がんの発生リスクが低い」という報告があります。

 

 これは、インスリンを介する経路や直接的な経路(AMPK活性化の増加やmTORシグナルの減少など)によって抗がん効果が期待されている薬です。

 

 しかし、現在までの研究では、メトホルミンのがん抑制効果についての確かな証拠は得られていません。

 

 特に乳がんに対しての効果については分かっていないようです。

 

 チアゾリジン誘導体と膀胱がんの関連については、複数の研究で膀胱がんのリスクが時間や用量によって増加する可能性が示されています。特に長期間にわたって使用される場合には、膀胱がんのリスクに注意が必要です。

 

 インクレチン関連薬は、膵臓がん、甲状腺髄様がん(GLP-1受容体作動薬)、胆管がんのリスクが懸念されていますが、膵臓がんや甲状腺髄様がんについては明確な関連性が報告されていません。胆管がんについても、報告によっては関連性が示唆されているものもあれば否定的なものもあり、今後の研究が待たれる状況です。

 

 一部の研究では、外因性インスリン(人工的なインスリン)が細胞の分裂を促進する可能性が示唆されていましたが、疫学的な研究ではインスリン投与とがんリスク上昇の関連は見られないとの結果も出ています。

 

 また、「SGLT2阻害薬」や「イメグリミン®」については、まだ上市されてからの期間が短く、長期的なデータが不足している状況です。

 

 したがって、糖尿病薬を使用する際には、がんリスクに注意しながら個々の症例に合った適切な治療を検討し、長期使用においては適切なスクリーニングを行うことが重要です。

 

 今回は、難易度の高い「糖尿病患者におけるがんリスクについてのデータや、糖尿病とがんの仕組みについて」お話ししました。

 

 「骨格筋や腸管のインスリンシグナル」「がんの発生を抑制する役割」についても触れました。

 

 さらに、糖尿病治療に使われる薬によってがんのリスクが気になる点についても説明しました。

 

 これらの研究をもとに、「糖尿病に関連するがんを予防するために最適な治療選択や、特別な治療法の研究開発が期待」されています。

 

 今回も偉そうに、勉強会をしてみました。

 

 最後はかなり難しかったと思いますので、ブログ記事を更新してわかりやすい文章にしようと思っています。

 

 最後まで見てくれている方は少ないと思いますが…、「糖尿病とがん」の関係性は非常に大切なので、引き続き勉強していきたいと思いました。

 

 それでは引き続き勉強してまいります。

 

新宿内科 糖尿病・生活習慣病クリニック(新宿駅徒歩3分・西新宿駅徒歩2分)

統括院長 松谷 大輔拝

 

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著者の所属病院:国立国際医療研究センター

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